山内総一郎と旧知の間柄であるという、agehaspringsの百田留衣氏をプロデューサーに迎え、ストリングスをフィーチャーしてアレンジされた、ミニアルバム「BOYS」のファースト・トラック。作詞作曲とも、山内総一郎・百田留衣。
なんかピッタリくる写真がなかったので、グリーンを背景にした総君を。
「Green Bird」という曲名ですが、「スワン」に白鳥が出てこないように、この曲にも鳥は出てきません。なんと収録したスタジオの名前からとったそうです。でも、曲のイメージには合っていると思います。疾走感のあるストリングスのリフが、新緑の5月をイメージさせます。
これまでのフジファブリックの曲調とは少し変わっているため(「なんかヘン」成分が少なめ)、好き嫌いは、別れるかもしれませんね。私は、フジファブリックに「こうあって欲しい」というイメージは特にないのですが、もともとこういう、男性のコーラスをきかせるような曲は好きなのです。そこに加えて、総君の声がとても好きなので、新しい歌い方を示してくれたこの曲を最初聴いたときは、ちょっと興奮しました。
百田留衣氏のディレクションでビブラートに挑戦するなど、総君にとっても新しい扉を開いた一曲だったようです。朝7時頃まで、いろいろな歌い方を試していた(4時頃、加藤さんとダイちゃんは帰った)と、嬉しそうにラジオでも語っていました。その甲斐あって、いままでの総君の歌い方から、一歩も二歩も、踏み出しています。
歌詞は、まさに、青年の恋、という感じですね。
若い。
あなたを彩るそのすべてが
未だ僕の胸打つから
愛だとか恋だとかぼやくけど
それほど大事でもない
ただ僕のそばで微笑んで
女っていうのは超メンドクサイ生き物で、ただ笑ってるだけみたいな人はこの世にいないから、とか横から口を出したくなりますが、「BOYS」だから、いいのかな。
妄想と現実 揺れてる
夢はとっくに覚めてるのに
まあだだよ呼びかけてるよ
もう一人の僕が囁くように
いつの日か いつの日か
覚めてないでしょ、この人はまだ。
夢、みてる気がしますね。
「BOYS」だから、いいと思いますが。
なんかブツブツ言ってるように思われるかもしれませんが、私、この曲が大好きなんです。総君の曲は、いろんな音を重ねていく(録音を重ねる)ものが多いですが、この曲もいろいろな音が散りばめられていて、大きなカンバスに鮮やかな色彩で描かれた絵のようです。
というわけで、毎日聴いています。
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