フジファブリックHALL TOUR 2015 Hello!! BOYS&GIRLSのファイナルとなるNHKホール公演に行ってきました。
開場時間である5時15分頃、NHKホールの近くは大勢の人で混み合い、側を通り過ぎる人が「たくさん人がいる~。今日は誰なの?」なんて言っているのが聞こえました。
お嬢さん、今日はフジファブリックっていう素敵なバンドがここでやるんですよ!と心の中で声をかけて、門のところで博多から来たYさんと落ち合いました。
「たくさん人がいるね~」
「なんか嬉しいね~」
NHKホールの客席数は3,601席だそうですが、今日は3階席まで埋まっていました。メンバーがこの景色を見たら喜ぶだろうな、と思いながら、開演を待ちます。そして、右側2階の壁際にあるパイプオルガンが気になってソワソワ。
「今日、ダイちゃん、パイプオルガン弾いてくれるかな」
「弾くでしょ、そりゃあ」
「みんなの思ってる通りにはやらないぜ的なことは言ってたよね」
「ちょっとはずしたい、みたいな」
「でもキーボーディストとして、めったにない設備は使いきってほしい!」
実際は、開演したら、ダイちゃんは普通に舞台から出てきたのでちょっとがっかり。そしていつものように、「Green Bird」での幕開け。
今回、白い照明が舞台に光を落とし、メンバーのシルエットが表れた瞬間、「天井高っ!」と思いました。ものすごく天井が高い。つまり、ホールがでかい。そのホールいっぱいに、フジファブリックの音と総君の声が響き渡り、満たしていました。
そう、ツアーファイナルである今日の感想は、一言で言うと「ホールいっぱいに響き渡る音を堪能できた」ということ。ほんと、満ち満ちていました。
二曲目の「虹」では、いつものように総君がダイちゃんににじり寄っていったので、「どんなちょっかいをだすのかな」と見ていたところ、なんと、山総は
かがみ、
キーボードの下に潜り込んでくぐり、
ダイちゃんの聖域(キーボードで囲まれたマイルームみたいな)に入り込み、
ダイちゃんに自分が弾いていたギターを手渡しました!
相変わらずのダイちゃんに対する無茶振り。それに盛り上がる客席!
ダイちゃんがギターを弾く姿は、わりと様になっており、「なんて器用な人たちなんだ」と感心しました。ミュージシャンって皆さん、楽器ならなんでもできるんですか???
そして、ダイちゃんからまたギターを受け取った山総は、「ギター名越由貴夫!」となごさんに一度ふり、その間にギターを装着しなおし、最近定番の「ギター俺!」を叫び、超絶技巧を用いてギターを掻き鳴らし始めました。さりげなく、ダイちゃんが弾いたフレーズを混ぜ込んだりして、やっぱり、山内総一郎がギターを弾く姿はカッコいい。
っていうか、色気がある・・・・・。
Fenderから届いていた真紅のバラは、ギターを弾いてる時の総君なら似合うかもしれない。
毎回、公演ごとに、ぐっとくるポイントがあるのですが、今日の公演では、「虹」のアウトロ、「robologue」のアウトロ、「ECHO」のアウトロがすべて、ぐっときました。ライブハウスで、飛び散る汗が見える距離で堪能するギターもいいけど、大きなホールを震わせ、反響させるギターもいい。
ギタリスト山内総一郎、私を一体どこに連れて行くつもりですか。
(明日へと続く)