彼方の音楽

毎日の中でこころ動かされたことを、つらつらと綴っていきます。

今日もどこかで山総は歌っている

27日は大阪で歌っていた。

山内総一郎の、初のソロLIVE"Mellow"の福岡公演と大阪公演が、成功裏に終演しました。

 

この記念すべき公演に、残念ながら私は行けませんでしたが(抽選落ちまくりました)、ツイッターやネットのレポをみると、親密で温かく、また新境地なども垣間見れる公演だったことがわかりました。

 

自分は行けなくても、それが素晴らしいステージだったというだけで、心が温かくなります。負け惜しみではなく。

 

★★★

 

過日、ブロードウェイ・ミュージカル「ウエストサイド・ストーリー」の舞台を観に行ったんですよ。

theatre-orb.com

 

母がナタリーウッドが出ている映画版の大ファンなので、親孝行というか、母を連れて行ったんですよね。

 

そしたら・・・・

 

演者の皆さん、ブロードウェイ仕込みの素晴らしいスキルで、迫力の歌とダンスなんですけど、「ふーん」っていう感じだったんですよ。

取り立てて、鳥肌が立つようなこともなく・・・・・。

「こんな外国に来て、長い間、昼夜公演続けて、大変なんだろうな、みんな疲れてるんだろうな」とか思ってしまいました。

パッションを受け取れなかったというか、ステージの上の人たちと観客の間に、特段心の交流がなかったみたいな?

演者のスキルと観客側の感動って、必ずしも連動しないし、ライブでキーとなるのはやはりコミュニケーションなんだなって思いました。

演者と観客は、具体的に言葉を交わすわけじゃないですけど、そこに遣り取り(目には見えないなにかの交流?)がないと、その「場」は豊かにならないというか・・・・。

 

そして、普段、私がフジファブリックのライブで感じていることは、もしかしたらすごく貴重な、奇跡みたいなものなんじゃないかと思いました。

 

だから、”Mellow”の舞台でも奇跡が起きていたんだろうと、想像することは難しくないです。きっと、温かい心の交流があったと思うから。

 

★★★

 

先日、仕事の会食があったんですよ。

そこで、趣味は何ですかみたいな話になったので、「大好きなバンドの応援ですかね」と馬鹿正直に答えてみました。ライブTシャツとか似合わなくてもついつい買っちゃうんですよ!などと語ると、「いったい、なぜ、そこまで好きなんですか。何が好きなんですか」と問われて、とっさに、「生きざまですかね」と答えました。絶句されました。

 

フジファブリックというバンドの歩んできた道、山総が背負ってきたもの、ひっくるめての今の歌声を聴いてしまいますよね。メンバーの人柄と作品を切り離して聴けないし、彼らの変化自体がもう作品といっていいんじゃないですかね。そして、そういう姿勢でファンで居られるのはとても贅沢で幸せなことだと思っています。

 

★★★

 

ライブ行けなかったので、代わりに愛をつぶやいてみました。

いつか、私にとっての初めての”Mellow”を観れる日を楽しみにしつつ、その日を待ちます。

 

イラストは、「会いに」を歌った時の山総です。

 

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