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彼方の音楽

毎日の中でこころ動かされたことを、つらつらと綴っていきます。

小西明日翔「春の呪い」 罪悪感と情欲は隣りあわせなのだろうか

忘れないうちにアウトプットしておきます。GWはわりと仕事してましたが、漫画やアニメや小説も沢山読めました。

その中の一作、鉄男名義でpixivに漫画「来世は他人でいたい」をアップしていた小西明日翔の「春の呪い」がなかなか魅力的です。

 

春の呪い 1 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

 

 

 

妹が死んだ。名前は春。まだ19才だった。
妹が己のすべてだった夏美は、春の死後、家の都合で彼女の婚約者であった柊冬吾と付き合うことになる。
夏美は交際を承諾する条件として、冬吾に、春と二人で行った場所へ自分を連れて行くよう提示した。
そうして、妹の心を奪った男と夏美の季節は巡り始める――。

 

傷のなめ合い、は、時に物語になります。男女の場合は特に。よくあることだからです。

 

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この物語で、春の婚約者だった冬吾は、春が亡くなったことで特に傷を負ってはいません。ただ、春の姉である夏美に心惹かれることにより、「鈍器で殴られたような衝撃とめまい」の罪悪感を感じます。

 

普通の明るいラブストーリーも好きですけど、やっぱり予定調和なものが多いから、こうした、イレギュラーに迫ってくるものには心惹かれます。

 

人生は陰影に満ちていますからね。実際のところ。

 

まだ1巻が出たばかりですが、今後が楽しみです。