物理的、収納的に問題が生じはじめたので、大量にある漫画のうち半分を手放すことにしました。本日、ブックオフの出張買取で引き取ってもらった漫画は約600冊。
さようなら、私の青春の一部。
今後は、電子書籍化されているものは、そちらで買うことにします。
仕方がないね・・・・。
ブックオフの人が段ボールに漫画詰めている横で、最後の最後、手元に引き取った漫画がこちらです。
ファーストガンダムのキャラクターデザインをした、安彦良和先生の「機動戦士ガンダム the Origin」。原作アニメでは語られなかった、シャアの過去などが描かれています。安保闘争などの影響が色濃く感じられる、昭和な漫画。人間ドラマが生々しいです。
安達哲は変態ですが、この作品は、ほのぼの×不条理、とでもいいましょうか。巣鴨で二人きりで暮らす、謎の姉弟の物語です。座敷童的、福の神的な扱いを町内会の面々から受けるご姉弟の繰り広げる、なんてことない、不思議エピソードの数々。でもなんか面白いんですよねえ。
15歳でプロ棋士になった主人公の成長物語。羽海野チカにありがちな、最初の設定以後、どんどんエピソードが流れていく作風は相変わらずなんだけど、上手く幕引きできれば「のだめカンタービレ」のような名作になる予感。不気味キャラだった主人公の義姉が、だんだんよい人になってしまっているのが残念。最新刊である10巻に出てくる川本家の父親には、このまま真っ黒い人であり続けて欲しいです。
今一番勢いのある漫画。こちらは、電子書籍になっているので、最新刊である17巻だけ残しておきました。何度も読み返したくなるかどうかはわからないけど、結末までは付き合いたい漫画です。
私を月まで連れてって!―完全版 (1) (JETS COMICS (4241))
- 作者: 竹宮惠子
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2005/07/29
- メディア: コミック
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竹宮恵子先生は、作品を電子化しないポリシーのようなので、この作品を含め、持っているもの(「風と木の歌」「地球へ・・・」「ブライトの憂鬱」「変奏曲」) は残しております。「イズァローン伝説」とか「ファラオの墓」とか、何度も買っては捨てているんだけど、また買ってしまうかもしれない・・・・。この人の作品は、「美しさ」と「夢」と「残酷さ」の混ざり具合が絶妙です。そのために、どの作品もひどくセクシーなんですよね。
「中央アジアの嫁まんが」。オタクの中のオタク、森薫が、ヴィクトリア朝のメイド萌えの次に選んだのは、シルクロード騎馬民族萌えでした。この人の作品は、とにかく絵に魅力があります。ストーリー自体はどうってことないんですが、見ているだけで関心する絵なので、電子書籍よりは紙媒体のほうがよいでしょうということで残しました。
「少年アシベ」とか「ここだけのふたり!!」など、わりと受け入れられやすい漫画を描いている作者が、シリアス路線で描いた作品。弱くて強い人が沢山出てきます。笑えるし泣ける。泣ける2チャンネルなみに、確実に泣けます。よい漫画。
「夕凪の街 桜の国」の作者であるこうの史代の動物シリーズ。「夕凪の街 桜の国」と「この世界の片隅に」だけ残して捨てようかと思いましたが、なぜか、最後の最後に捨てきれず。これも、電子書籍で読むよりは、紙媒体で読む方が向いている漫画のような気がします。
新世紀エヴァンゲリオン (14) (カドカワコミックス・エース)
- 作者: 貞本義行,カラー
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2014/11/26
- メディア: コミック
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エヴァ、大好きだけど、毎回、「だからなんなんだ、何が言いたいんだ」というモヤモヤを残す。漫画版エヴァは、貞本ストーリーで、主人公の碇シンジはアニメ版(というか、庵野版)と微妙に違う。たぶん、貞本義行氏が庵野監督ほどには病んでないからでしょう。それがハッキリ出ている、最終巻だけとっておくことにしました。
「居眠りしながらよだれ垂らしてる女の子ってかわいいと思いませんか?」というキャッチフレーズのラブコメ。キャッチフレーズには全く共感できないが、植芝理一の書き込みはすごい。誰にもまねできない独特の画風。廃墟写真好きにはたまらない、第1話「謎の絆」(真っ赤な夕焼けを望む廃墟ビルで、目をつぶる主人公の前でヒロインが制服を脱ぐシーンがあります)が収録されている1巻だけ手元に残しました。
いわずと知れた超有名漫画。全巻そろっていましたが、怒涛の展開を見せる21巻から23巻までだけ、手元に残しました。ミルヒーがサタンとなって、のだめをリサイタルに誘うシーンが大好きです。ちゃんとクライマックスを持ってきた、この展開はすごい。