角野隼斗さん、またの名をYouTuberのCateenさんのピアノ演奏がライブハウスで聴けるということで、神楽坂のアコースティック・ライブホール”The Glee”に行ってきました!
はじめに
私が角野隼斗さんのピアノにはまったきっかけについては、こちらのエントリーをご参照ください。
一言でいうと、
若い人の才能にシビれた!
やっぱりライブって良い!!
特に演奏家が煽りあうの最高!!!
という感じでした(一言じゃない)。
角野隼斗さん
アレンジしたクラシック、アレンジしないクラシック、アレンジした童謡、などいろいろ演奏してくださいました。
「何も考えないで弾いてるんですけど」的なことをおっしゃっていて、つまりは即興でアレンジしてるみたいなんですけど、すごく良かったです。
ジャズのような、クラシックのような。境界を行き来する音楽。
音がとにかく細かくて、でも一音一音がはっきりくっきり、整っているんですよね。乱調してるんだけど整理整頓もされている感じに、人柄が出ているような印象を受けました。
ピアノ弾き終わるときのバーンと両手を広げるポーズも見れて満足(これ、見たかった!)
(撮影OKのライブでした。「ツイッターで、今日行ってきました!みたいに上げてください」と言われたので素直にblog書いています。)
セトリは次のとおり。
・G線上のアリア
・童謡ミックスアレンジ(赤トンボ、大きな古時計、象さん、紅葉など)
・トルコ行進曲
・水の戯れ
・トロイメライ
・ I Got Rhythm
ちなみに、夫と一緒に行ったのですが、「お前って、ほんと好みぶれないよね・・・・なんかすごいデジャブ感」と言われました。大枠でいうところのタイプが羽生結弦君に似てると言いたいらしいです。
連弾野郎さん
東京藝術大学に在学中の連弾ユニットの二人組(平野義愛君、宮崎澪平君)ですが、すごく演奏よかったんですよ。
でもその前に。
19歳ということに驚きました。
上にリンク貼ったサイトに写真が掲載されていますが、平野義愛君(ネクタイしてる方)を19歳だと見破ることはできないよね。
平野義愛君は、トークも面白かったです。
そんな若さ溢れる二人は、最初の「魔法使いの弟子」以外は、すべてなんとオリジナル曲を演奏してくれました。途中からドラム(by藝大同期の柴田君)を入れてセッション。
モダン(語彙が貧弱で失礼します)な感じなのに、肌なじみのいいメロディーも展開させる楽曲は、どれも素敵でした。
セトリは次のとおり。
・魔法使いの弟子
・野郎’19
・Dos almas
・Fantasy
・Sturm und Drang
・火の祭典
・Swinging Rondo
なんといってもアンコール
最後は、連弾野郎さん、ドラムの柴田さん、角野隼斗さんで「マツケンサンバ2」を熱く演奏してくれました。
とても良かったから、客席はアンコール。
そしたら・・・・
平野君「アンコールありがとうございます!嬉しいです。でも、正直なんも準備してないです。マツケンサンバも今日初めて合わせたんです。どうしよう・・・・」
客席「情熱大陸は?」
私「ほーう」
ステージの皆さん「そ、それなら・・・・やる?」
みたいな流れになりまして。
なんと、ぶっつけ本番(ぽかった。マジで)で「情熱大陸」が始まりました。
これが素晴らしかった!
まず、最初、さりげなく角野隼斗君のピアノソロで始まるんですよ。連弾野郎の二人(カホン?と電子ピアニカ担当)は、「ど、どうするの」みたいな視線を投げあっていましたが、実は、角野隼斗君はピアノに座る前にドラムの横をさっと通って、柴田君に何やら耳打ちしていたのを私は見逃さなかった!
イイ感じのところでドラムが入ってきます。柴田君がカウントして全員で演奏スタート!
なにこの、戸惑いつつも息があった感じ!
そしてなんなの、この角野隼斗君の舞台慣れした感じは!
即興的アレンジを織り交ぜながら、お互いを(というか主に角野隼斗君が周りを)煽りながら、ステージが、客席が盛り上がっていきます。
そう、ステージの上はまさに戦場。いま、ツワモノどもが腕試しをしている!っていう感じがビリビリ伝わってきます。
おもしろーい!
楽しい!
踊りたい!(我慢したけど)
このアンコールが一番素晴らしかったなあ。
フジファブリックでラストに「虹」が演奏されている時みたいに、エレカシでラストちょっと前に「so many people」が演奏されている時みたいに、心の中で拳を振り上げました。
とってもよいステージでした。
この勢いで明日も頑張ろう!