CSチャンネルであるフジテレビNEXTの音楽番組である、TOKYO SESSION-Rockin' Gambler-の第七夜に、山内総一郎が、奥田民生、斎藤和義とともに出演しました。
気づけばもう12月。11月は、深く集中してモノを書かなければならない仕事が立て込み、アウトプット力をそこで使い果たしてしまったせいか、ブログが全く書けませんでした。その間にフジファブリックの曲はずっと聴いていましたし、「かくれんぼ」を聴いたり、アコースティックシアターに行ったり、スズコウ・ナイトを見たり、さらにはスズコウにいってスズコウ・ナイトの会場を覗かせてもらったりと、いろいろ心躍ることもありました。
が、とりあえず今さっきあったことを書くならば、TOKYO SESSION-Rockin' Gambler-の第七夜がとても素晴らしかったという話ですよ奥様!
番組の概要
ムッシュかまやつがオーナーの風変わりなBAR Monsieurを、アーティストたちが訪れるという設定の音楽番組です。バーは地下にあるということになっているらしく、トークやセッションをやる場所のセットやライティングは、とても凝っています。
映像もとてもカッコいい!
番組の公式ツイッターでも、素敵な写真が見れます。
店長はKenKen、バーテンダーはシシド・カフカ。
KenKenの司会でのトークとゲストによるセッションで構成されています。
曲目は次のとおりでした。
「はいからはくち」(はっぴいえんど)
「スローなブギにしてくれ(I want you)」(南佳孝)
「「3」はキライ!」(カリキュラマシーン)
「若者のすべて」(フジファブリック)
「ずっと好きだった」(斉藤和義)
「イージュー★ライダー」(奥田民生)
「やつらの足音のバラード」(かまやつひろし)
山内君は、「はいからくち」と「若者のすべて」ではボーカルとして歌い、「「3」はキライ!」と「やつらの足音のバラード」では、民生さんと斎藤さんと一緒に歌っていました。
とにかく贅沢な時間でした。
この番組を見るために、スカパー!オンデマンドで新たにチャンネル契約をしましたが、大いに価値がありました。過去の放送分も見れるので、今からでも興味のある方は、ぜひ、ぜひ、ぜひ見てみて下さい。
気になるトーク
バーカウンターに3人が座り、KenKenが司会でトーク。
3人はどういうつながりなの、とか、憧れのギタリストは、といった話が和やかに交わされました。
奥田民生氏いわく、山内君は飲み仲間の一人だけど、わりと「事件」が起きるときに居あわせることが多く、流血したときに「じゃあ僕バンドエイド買ってきます!」と走ったり、血の出た誰かを病院に連れて行ったりしているみたいです。
そういうときの山内君の気の使い方、すごく想像がつく!
そして事件とはいったい・・・?
また、「若者のすべて」を歌う際には、どうしてこの曲を選んだのか、というくだりで、山内君は志村君の話をしました。
「志村君はどういう人だったんですか?」というKenKenの質問に対して、「バンドメンバーとしては、変わったやつっていう感じで・・・・それよりも、お二人から、彼がどう見えたかを聞きたいです」と山内君が答え、それを引き取る民生さん。「とにかく才能の塊だったよ」
こんなストレートな誉め言葉を聴いて、志村君はどんな顔するんだろう、と思わず想像してしまいました。
ちなみに、山内君は、民生さんに「実力派」と言われていました。
斎藤さんは、あいかわらず、歌うときとは全く違う、ゆるいトークでした。歌うとあんなに男の色気があるのに、なぜしゃべるときはこの人はこんななのだろうといつも不思議です。
(歌ってるときは最高にセクシーな斎藤和義さん)
斎藤さんは、このバンドの名前(名づけは、番組恒例らしいです)を、3人とも今日は服が茶色いからという点をとらまえて「クリ」とつけていました。ギリギリですね。
贅沢セッション
一言でいうと、遊び心のある、大人の余裕を感じさせるセッションでした。
キャリアも技術もある3人が、音楽そのものを楽しんでいるという感じ。
どの曲も忘れ難く、もう一度聞きたいものばかりですが、特に印象に残ったのは「「3」はキライ!」
さんはきらいだよ いつもいつも
うまくゆかないよ さんはきらいだよ
いつもけんか すぐにはじまる
ふたりなかよくなると ひとりなかまはずれ
ふたりなかよくなると ひとりなかまはずれ
作詞作曲:宮川泰 唄:高橋洋子
「カリキュラマシーン」という、昭和50年代の子供向けテレビ番組のテーマ曲ということですが、番組自体、相当シュールです。YouTubeで少し見れます。
この不思議な歌を、メキシコ人のような帽子をかぶって、3人で歌っていました。
3人のコーラスがまたはまっていて・・・・「この3人いけるんじゃない?」と思ってしまいました。声質が全く違いますが、きれいに重なり合っていました。
この曲をセレクトした奥田民生さんのセンスに脱帽です。
また、山内君の「若者のすべて」も、とても良かったです。奥田民生氏のドラムでこの曲を聴けるとは思ってもいませんでした。山内君の歌い方は、いつもと同じなんだけど、やはりいつもとは少し違って聴こえます。演奏する人によって音が変わるセッションの不思議。
志村君の作った歌を、これからもずっといろんな人に聴いてもらいたいという山内君の願いが、こうやって果たされ続けているのを見ることができて、嬉しいです。
Featuring 山内
音楽的キャリアでいったら、奥田民生さんと斉藤和義さんにはやはりかなわない山内君ですが、お二人からしても可愛い後輩だったからなのか、こう、トークでもセッションでも、山内君に結構スポットライトが当たっていたような気がするのは私のひいき目でしょうか。私の目が山内君を追っていたからなのか?わからない、冷静な判断ができませんが、私は
大変に満足しました。
捨てカットが一つもなかった。すべてのシーンにおいて、山内君は、控えめに言っても最高にチャーミングでした。若かりし頃の奥田民生さんは色気がすごかったけど今はいい感じにおじさんだし、斉藤和義さんはステージに立ってなければおじさんだし、それに比べると山内君がピチピチギャルに見えてしまうのはもうしょうがないですね。
というわけで、トーク、音楽、ルックス、すべてにおいて大満足の番組でした。