彼方の音楽

毎日の中でこころ動かされたことを、つらつらと綴っていきます。

Canon "This" is my life. スペシャルムービーが公開されました

フジファブリックが楽曲を提供した、Canonのキャンペーン動画である、”This” is my life. Special Movie 『僕たちは今日、お別れします。』が公開されました。

 

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cweb.canon.jp

 

先週、予告編が公表された時から、とても楽しみにしていた人も多いのではないでしょうか。私は、12日の午前零時にサイトにアクセスしてしまいました!(まだアップされていませんでした・・・・。)

 

youtu.be

 

聴いてから、曲の第一印象をまとめるまでに少し時間を要しました。ショートムービーそのものの感想とごっちゃになっちゃって、上手く距離がとれませんでした。

 

そこで、半ば強制的に夫に見せて、まず夫に感想をきいてみました(笑)。夫は、私のファン活動を普段は距離を置いて見守り(たぶん)、フジファブリックの音楽については「それだけ繰り返し聴かされたら、流石にちょっと好きにはなる」と言っている人です。

 

夫の第一声は「成田凌君カッコいいな」だったんですが、その後はこんな感じでした。

 

「動画の映像はとてもきれいだね。音楽も、映像にとても合っていたと思う。どこから音楽が入ってくるのかな?と思いながら見ていたから、ギターが始まったときに、お、と思ったし、ギターの音色は女の子の側の心情も拾っていたと思う。」

「メロディーもきらいじゃない。」

「ただ、俺みたいな昭和の人間からすると、もっとこう、来てほしいというか・・・・この映像にはこの音楽しかない!っていうところまでにはなっていない。最後の成田凌君の『ねぇ』っていうので、全部音楽は飛んでっちゃって、あまり記憶に残らない感じ。」

「彼らはなんていうか、自分の音楽を世界に出していくことにまだちょっと気恥ずかしさみたいなものがあるんじゃない?彼らが年上の人間に可愛がられているとすると、そういったところが好かれているのかもしれないけど。」

「俺は、女性の側の視点を拾った男性の歌が好きなんだよ。秦くんとか、スガシカオとか。彼らは、なんか立ち位置が定まってない感じだね。男側なのか、女側なのか。」

「例えば、このムービーに音楽をつけるときに、『俺の音楽で喰ってやるぜ』みたいなことは、彼らは思わないだろうなあっていう感じ。」

「もっとぽっと出のミュージシャンがすごく売れたりしてるけど、彼らみたいな音楽は、浸透していくのに時間がかかるのかもしれないね。」

 

思ったより結構真面目に感想をくれて、内容も興味深かったので紹介してみました。47歳昭和生まれ港町育ちの男性の感想でした。ファンじゃない人の感想って新鮮だ。

 

そうね。

フジファブリックはそう・・・・

天然水のような。和風だしのような。

オラオラ感のない音楽ですが、そこが目立ちにくいけど個性で、それに気が付つくともう、唯一無二なんですよね。

 

歌が上手いボーカリストはたくさんいるけど、総君みたいな歌い方をする人はいない。フジファブリックみたいなバンドはない。

 

「かくれんぼ」は、金澤ダイスケさんの作詞作曲とのこと。

フルバージョンを早く聴いてみたいです。

これまでの総君の弾き語りが、ダイちゃんの作った曲に溶け込んでいる、と思っただけで胸が熱くなって、ちゃんとまだ、冷静に聴くことができないでいます。

Green Birdみたいに、初めて聴いた瞬間からガツンときて興奮する感じではありませんが、あの映像の夕暮れの空みたいに、じわじわと曲の美しさに心が浸食されています。

そして、アコースティックライブで演ってくれると信じています。

 

なお、冷静になれないあまり、私の初日の感想は、「『たぶん僕が悪い』って、たぶんってなに。悪いと思ってるの、思ってないの。どっちなの!どうせ女の話なんて聞いてないんでしょやっぱり!」という、成田凌君にキレるという不思議なものでした。