フジフレンドパークw/ハナレグミ、が終わって3日経ちました。
まだ、あれこれと、感慨に浸っています。
とりとめなく記してみます。
ギタリスト山内総一郎
フジファブリックは、それを過ぎるとバンドにとっての風景が少し違っている、というようなライブが結構あるんじゃないかと思っています。
フジQ以後で考えてみると、武道館や、日比谷野外音楽堂などは明らかにそうですね。ハナレグミとのフレパも、新しい可能性を引き出した、という意味では、これにあたるのでないでしょうか。
フジとものYさんが、永積さんの傍らでギターを弾く総君について、こんな風に言っていました。
本来の、と言ってしまうとあれだけど、
こうだったのかなと思いました。
パラレルワールド?的な。
言いたいことは良くわかります。
総君は、リットーミュージック様の出してくれたムックで、ペトロールズの長岡亮介さんとの対談で、こんなふうに言っていました。
山内 僕は同じギター/ボーカルとして聞いてみたかったんですけど、今は曲を作って歌って、詩も書いてっていう風にやっていて、そうすると自分の中である程度完結しちゃうところがあるんです。だからギタリストとしての自分がなかなか出しづらいっていうか、うまく曲から逸脱できないところがあって。
長岡 それはすごくよくわかるなぁ。誰かが書いた曲だったらちょっかいも出せるけど、自分の中でできた世界だと、ちょっと冷めちゃうんだよね。
山内 そうなんですよ。そこを超えたいっていう気持ちがあって。
フジファブリック 山内総一郎 (GUITAR MAGAZINE SPECIAL ARTIST SERIES)
- 作者: ギター・マガジン編集部
- 出版社/メーカー: リットーミュージック
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フレパのステージを見て、上記の対談で総君が言っていたことが少しわかるような気がしました。もちろん、一観客として、ですけども。
わがままなファンとしては、両方、見てみたいです。
自分の世界観の真ん中に立っているギターボーカルの山内総一郎と、他人の世界観に静かに寄り添い、ちょっかいを出すギタリスト山内総一郎を。
フレパのステージは、バンドとしての、そういったもう一つの在り方の可能性を示してくれたという意味ですごく大きかったのではないでしょうか。
赤くなる加藤さん
話は大きくかわって、最後、ステージが終わって立ち去るときに、山総がいつものように「ありがとう!」と言って、それを受けてダイちゃんが少しオーバーに、若干アイドル風に「ありがとう!!」と言って、さらにそれを受けて加藤さんが外タレ(またはそれを気取るアーティスト)風に「Thank you!」と手を振ったときに、それが(予想以上に)ウケて大きな拍手をもらって、さあっと顔を赤くした加藤さんが目に焼き付いてしまいました。
加藤さんが褒められたりすると照れて赤くなる、というのは、ゆるいかなどでも結構語られています。
色が白いので、さあっと赤くなるのがハッキリわかるんですよね。
良く小説なんかで、美人さんが赤くなる様が「朱がさした」なんて描写されていますが、まさにそんな感じ。
加藤さんが将来父親になって、加藤さんに似たお嬢さんが生まれたら、その子は着物が似合うだろうな・・・・と、勝手に想像してしまいました。
山総の謎の煽り
再び話しは変わって、すべてが完璧なフレパでは、山総がMCでフワフワしてるという意味でも安定の通常運転だったのですが、ひとつ、よくわからない部分がありました。
MCの後で、徒然モノクロームに行く前、カウントが始まったときに、山総が「あ、あ、ちょっと待って~」と進行を止めました。
「まだ準備ができてない・・・」みたいなことを言って、観客に、改めて、「準備はいいですかーー! 準備はいいですかーーー!」と煽って、なんだろう、コール&レスポンス(?)みたいなのをさせました。
でもそのコール&レスポンスが、ちょっと謎というか、元ネタがあっての何かの物まねなのかな?と思わせるような、若干、滑らかではない感じで、私は大いに戸惑ってしまったのでした。
あれは、なんだったんだろう・・・・・。