彼方の音楽

毎日の中でこころ動かされたことを、つらつらと綴っていきます。

【その2】山内総一郎 弾き語り ヒトリの夕べ in OKAZAKI LOOPSに行ってきました

6月11日に京都で開催された、FM802が案内するイベント「ヒトリの夕べ」を観てきたときの、レポその2です。

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透明

山内総一郎の二曲目は「透明」でした。

「透明」のイントロは、静かにリズムを刻むベースで始まり、そこにキーボードの音が重なり、さらに総君の歌声が重なります。

弾き語りの場合、このベースとキーボードの両方の調べが、ギターから流れてきます。

 

Fenderの特別サイトには、エレキギター一本で「透明」を弾いている動画がアップされています。 

manamisinging.hatenablog.com

 

こちらの動画では、歌声部分もギターで弾いていて、ちょっとまた神ってるんですが、弾き語りのギターは、これとはまた違った雰囲気で、やっぱりでも「ギター一本でなんでこんなにいろんなパートの音を表現できるの?」っていう感じです。

 

歌声は、「ブルー」とはうって変わって、少し抑え目な、淡々とした感じ。

曲によって表情をすごく変えてきたな、とわかりました。

この曲はある意味、すごく総君らしい、ニュートラルな感じがして、好きです。

 

宿はなし

「僕は東京に住んでいるんですけど、東京にいながら、すごく京都を感じる曲があって・・・・それをカバーしたいと思います」という趣旨の紹介ではじまったのは、くるりの「宿はなし」

 

べんがら格子の街を背に

暮れゆく日々にただ悔やむだけ

 

見つめ合うことに飽きたらば

慕情の落ち穂拾い集め

 

(作詞作曲 岸田繁) 

宿はなし

宿はなし

 

 

昨年、京都のライブハウス「礫礫」で弾き語りをした時も、総君はくるりの「ワールズエンド・スーパーノヴァ」をカバーしていました。

 

manamisinging.hatenablog.com

 

京都という街は、総君にとって、くるりと深く結びついている、またはくるりの歌で想起される想いがあるのかな。

 

総君が歌う「宿はなし」は、何かを懐かしむような、目を少し細めて遠くをみるような感じでした。

泣き笑いしたくなるような、単色ではない複雑な色合いの歌詞の苦みが、総君のまっすぐな声に濾過されて、立ち上っていきます。

 

京都に来てこの歌を聴けて良かった、と思いました。

そして、こうやってほかの人の歌を歌って取り込んでいくことが、フジファブリックのサウンドにまた影響を与えていくに違いないと思うと、この先につくられる新しい曲たちのことが、また一層楽しみになりました。

 

謎のMC

こんなふうに、しっとりと聴かせてくれたんですが、その一方で、私たちの山内総一郎は、予想にたがわぬ天然ぷりを見せつけてもくれました。

 

細かいところはちがってるかもしれませんが、大体こんな感じのMCでした。 

 

「京都はすごくよく来てて。学生の頃とか。今でも、鞍馬山・・・あ、鞍馬山って知ってます?出町柳から電車でチャーっと。

京都の人なら、知ってるか()。

鞍馬山が好きで、正月とか、実家帰って来た時とか、毎年行ってます。

 そんな京都でライブができて、今日は本当に嬉しいです。ありがとうございます。

 

あー!

なんか、せっかくだからもうちょっと喋りたい!

(頭をかく)

 

とりとめもないことなんですけど。

あの、前にも後ろにも繋がんない話ですが、学生の頃、ちょっとヤンチャな友達に連れられて、三条のあたりでカラコン買うの手伝ったりしました。

それだけなんですけど。

 

では、次の曲をやります」

 

で、「LIFE」が始まりました。

ほんとに、前にも後ろにも繋がりませんでした。

 

ライブのラストは、シンリズム君、尾崎裕哉君と3人で「若者のすべて」を演奏してくれたんですが、この時のMCも印象に残りました。

 

尾崎:「3人とも、髪型似てますね」

山総:「ほんまや!似てる!」

シンリズム:「僕、もともとはもう少し長くて、最近切ったんですけど」

山総:「えっ さっき切ったの???」

シンリズム:「最近、です」

 

山総:「シンリズムって本名だったんやね。アダ名とかは、どういうことになってたん?」

シンリズム:「802では、リズやん、です」

 山総:「えっ どゆこと、どゆこと」

シンリズム:「最初に802に連れてこられて挨拶した時、マネージャーが、こちら、リズやんです、って紹介したんで、リズやんてことになりました」

山総:「リズや???」

シンリズム:「リズやんです」

山総:「ん?ん、がつくの?」

リンリズム:「やん、です」

 

ん、をすごい確かめてました。

山内総一郎氏は空耳アワーに出れるんじゃないでしょうか。

いや、出れないか。

 

(つづく)