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彼方の音楽

毎日の中でこころ動かされたことを、つらつらと綴っていきます。

「COLORS」をバンドマンの唄として聴いてみる

「STAND!!」ツアーのネタバレを含む、「COLORS」の感想です。 

  

COLORS

COLORS

 

 

「STAND!!」ツアーでは、MCで、「COLORS」を作ったきっかけが、後輩バンドマン(KANABOONの鮪くん)からの「最近、昔みたいな『青さ』がなくなった気がして」という相談だったことが語られています。そこで、この曲の歌詞がバンドマンのことを歌っているという筋で、解釈(妄想)してみたいと思います。以下、引用しているのはすべて「COLORS」(作詞作曲は山内総一郎)の歌詞です。

  

もし君に もし君に さよならを言わなきゃ

いけない時が来たら そんなことを

夕映えに 燃える緑 吹く風の香りが

少しさみしいから そんなことを

  

まだ若いメンバーが集まるロックバンドの某ギタリストが、他のメンバーとの音楽性の違いを噛みしめながら、家路を急ぐ帰り道(妄想です)。

(このままいったら、俺は、このバンドを抜けるしかないのかもしれない・・・・)

  

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いつか出会って 言葉紡ぎ

いつしか同じ時を生きてた

光探して 弾むままに日々を歩いた

 

音楽について語りあかした夜。

意気投合して、バンドを結成し、練習を重ね、ライブを成功させた日。

(あの頃は、何も考えず、夢中で突っ走ってたな)

 

真っ赤に染まっていく月が君を隠したとしても

明日を夢みたことを僕らは忘れないはずさ

 

ここで「真っ赤に染まっていく月」は、「君」を歌い手から隠してしまう、何か避けようのない出来事を指しています。しかし、そんなことがあっても、バンドとして何かを成し遂げる未来を夢見たこと自体はなくならないし、忘れることはない、と歌い手は語ります。

 

手のひらからこぼれて消えていった

孤独はもう慣れたはずだったのにな

  

ここで現在と未来が混線します。

歌い手は「孤独はもう慣れたはず」と言います。

「君」は、もう歌い手の傍にはいないのでしょうか。

それとも、孤独だった彼が「君」を得て、一緒に歩いた日々を経て、今また「君」にさよならを言った後のことを歌っているのでしょうか。

 

影も無くなって 何かがポツリやるせない時は

思い出してほしいよ 青さはなくせないはずさ

 

音楽をやっていく上で、避けて通れないこと。

もしくは、すべての生活する人々にとって、避けがたいこと。

そう簡単にはいかないこと。

そんなことにがんじがらめになったとき、「思い出してほしい」のは、昔、青かったあの頃に抱いていた気持ちなんだと、歌い手は語ります。

  

総君の過去と未来が交差しながら、後輩に送られた優しい歌なのかな、と思います。