あさのあつこ原作の「バッテリー」がアニメ放映されていますが、そのエンディングテーマとして、「若者のすべて」がカバーされています。
原作の小説「バッテリー」は、一時、私も夢中になって読みました。「青春野球小説」と紹介されていますが、うーん、微妙に違うような気がしないでもない。
あさのあつこ先生は、少女小説界の高村薫ですから・・・・!!!
あさの先生は、名前をつけることができない、男と男、少年と少年の間に生じる独特の緊張感(これがリアルなものか、幻想なのかは、女の私には不明)がテーマの作品群を多数産み出しており、「バッテリー」はその代表作です。
キャラクター原案に志村貴子先生をもってくるあたり、スタッフもこの作品をスポーツものとは位置づけてないのかもしれません。エンディングテーマに「若者のすべて」が選ばれたのもの、そういった観点からでしょうか。
欲をいえば、ここは、カバーではなく原曲のほうがより、もどかしく切ない少年たちの「感傷」に合致していたのではないかと思います。
- 作者: あさのあつこ,佐藤真紀子
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私が、これぞ「青春野球」漫画・アニメだと思うのはこちら。ひぐちアサ先生の「おおきく振りかぶって」です。綿密な取材に基づて、等身大の高校野球が描かれています。
おおきく振りかぶって コミック 1-26巻セット (アフタヌーンKC)
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- 出版社/メーカー: 講談社
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アニメ第1期のオープニング曲はBase Ball Bearの「ドラマチック」で、ストーリーや絵柄にあっていて、いい感じです。
ドラマチックチック 止められそうにない 止めたいと思わない
今、君がいて俺がいる風景 それだけで夏いね
永遠に続きそうで一瞬のワンサマー
ああ、熱くなれるだけ 熱くなりたい
熱い。歌詞も熱いです。まさに青春甲子園!
ていうと、この曲も思い浮かびますね。
好きなものがこうして繋がっていくって、面白いですね。