彼方の音楽

毎日の中でこころ動かされたことを、つらつらと綴っていきます。

【No.3】HALL TOUR 2015 Hello!! BOYS&GIRLSのNHKホール公演

フジファブリックHALL TOUR 2015 Hello!! BOYS&GIRLSのNHKホール公演のレポその3です。

 MCの最後、総君がBOBOさんとなごさんを呼ぶと、舞台袖から二人が肩を組んで歩いてきました。なごさんが髪が長いこともあり、ちょっと不思議なカップルに見えなくもない(笑)。客席からも笑いがこぼれました。サポートメンバーにもこんな風にスポットライトがあたるのがフジファブリックの良さだよね、なんて思ったり。

なごさんもBOBOさんも、ツアーファイナルに温かい言葉をくれました。BOBOさんは特に、「お客さんたくさんはいって・・・ほんとに良かったね。これからも、フジファブリックをよろしくお願いします」と、完全に親目線のコメント。

 

 

そして始まった「ALONE ALONE ALONE」。ギターをきかせてくれます。そのまま、「バタアシParty Night」に突入。ダイちゃんは、LEDで光るショルキーで会場を盛り上げてくれました。回数を重ね、私も「バタアシでは光るショルキー」としっかり覚えたので、今回はそのタイミングでダイちゃんがショルキーを取りに舞台袖に引っ込むところを凝視できました。わりとこう、普通な感じで、スタスタ歩いていくのが可愛かったです。

 

そして、「Girl! Girl! Girl!」。こちらも山総のパフォーマンスに耐性ができてきたので、「君の白い胸まで滑り込みだね」のところでは山総カモン!のポーズをとり、投げキッスはキャッチするポーズで応えました(ライブでは人格を解放することにしているのです)。このリアクションはやっていて楽しいのでおすすめです。

 

(マジ完成度の高さに磨きがかかった)「徒然モノクローム」、(ライティングも含めてこれ以上高めようがないところまで磨きがかかった)「夜明けのBEAT」は定番の盛り上がり。そして「Magic」。今日はたくさん手を振らされるだろうな、イイよ振ってやろうじゃないか!と思って臨みましたが、予想通り、いつもより手を振る時間が長かったです。

でもいいんです、「1階いってみよう・・・・2階いってみよう・・・・3階いってみよう・・・・次は全部!」と言ったときの山総の満足そうな顔が見れたから。

 

星降る夜になったら」で思いっきりキーホルダーを回すフリをし、「夜明け前」では穏やかな心持でエンディングを迎えました。

 

メンバーが舞台袖にはけるのを待って、席に座ります。アンコールの拍手のとき、座れるのがホールの良いところの一つですよね(笑)。

 

「アンコールでは、ダイちゃん、パイプオルガン弾いてくれるかなあ~」

「オープニングじゃないとすると、ここしかないでしょ。絶対弾いてくれるよ!」

 

どうかな、どうかなと待っていると、パイプオルガンのところの扉が開きました!そして何やら頭らしきものがチラリと見え、たちまち沸き起こる歓声。

どうやら事前の段取りでは、総君とかとをさんだけが舞台に出てきて、「一人足りなくない?」と言ったところでパイプオルガンにスポットライトがあたることになっていたようなのですが、その通りにはいかず、なんかぐだぐだな感じでダイちゃんがパイプオルガン席に登場しました。

 

「僕は、2年前のNHKホールのときにオープニングでパイプオルガンを弾いてとても緊張したので、今回はオープニング以外で、と言ったら、このタイミングになりました」

「今日の目標は、パイプオルガンをゆるく弾くことと(会場から笑い)、そして皆さんにパイプオルガンの魅力を伝えることです」

 

そう言っておもむろに弾いたのは、ファイナルファンタジーに使われてる音楽の一節(私はゲームをやらないんで知らないんですが、ダイちゃんがそう言ってた)。山総は嬉しそうに、舞台の上で両手を広げて、鳥の真似(だと思う、たぶん)をしていました。

 

山総:「もっとないん?」←弾くのをねだる

金澤:「あのね、僕の真下あたりの1階の人たちは、僕のことが良く見えないみたいで・・・・だから、この辺の人たち、見える位置に移動していいよ!後で怒られるかもしれないけど・・・今日だけは特別にいいことにします!」

加藤:「移動していいですよ!」

 

なんていう人柄の良さ。フジファブリックさすが。フジファブリックファンは気立てもよく行儀もいいので(自画自賛)、嬉しそうに、でも静かに、人々は位置を移動しました。

 

そしてダイちゃんのパイプオルガンで「Sing」。

なんて荘厳な「Sing」。

これもアコースティックバージョンといえばそうですね。「徒然モノクローム」の間奏のとき、山総とかとをさんが二人とも舞台前方にでてくるので、右と左どっち見ればいいのか迷う状態になるのですが、今回は舞台の総君と2階のダイちゃんのどっちを見ればいいのか迷う状態になってしまいました。結局、チラチラと両方見たのですが。

 

曲が終わると、2階を見上げながら、総君が笑顔でダイちゃんに「戻ってきいや」と声をかけました。その時の山総の笑顔がとても印象的で、いろいろ思うところがあったのですが、これについてはいずれ稿を改めて書こうと思います。

 

なごさんとBOBOさんがまた肩を組みながら登場して、ダイちゃんも舞台に戻り(山総が真面目なMCをしている最中に後ろをてくてく歩いて、笑いをとっていった)、はじまったのは「BABY」。なんだけど、なんか気持ちが悪い。なんだこの気持ち悪さ・・・・と思っていたら、山総が「ごめん、ストップ!」と言って演奏を途中で止めました。何やらギターのチューニングが間違っていたようです。チューニングを直してもう一度初めからやり直しました。今度は綺麗なキーに戻っていました。

 

次は「銀河」。金沢公演での石川さんの危険なまでの首振りが脳裏に浮かびつつも、楽しく踊れました。「こ・の・ま・ま」のところでは、山総と一緒に叫んでしまいました。ここ好きなんです。

 

そして、「LIFE」で大団円的なエンディングを迎えます。何時にもまして全力疾走のライブだったので、私も踊りつかれて腕ふりすぎて、へとへとだったのですが、そんなライブのラストを飾るのにふさわしい、多幸感溢れるイントロでした。いつもより若干長いバージョンだったような気がします。途中、山総のギターのコードが抜けるというアクシデントもありつつ、素晴らしい歌声と演奏で締めてくれました。

 

私にとっては、2015年のフジファブリックのラストライブになりましたが、とても素晴らしいライブでした。

フジファブリックのメンバーとスタッフの皆さんに、お礼を申し上げたい気持ちでいっぱいです。本当に、ありがとうございました。

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