フジファブリックのベーシスト加藤さんの金沢凱旋ライブの余韻に浸っている、またはロスっている、今日この頃。週初めは、足元がフワフワして大変でした。
ライブ、本当に楽しかったんですよね~。ミステリーツアーも楽しかったですし、ライブも最高でした。そんな旅の余談を記しておきたいと思います。
虹
ライブ当日の朝、バスで金沢から富山に向かっている途中、雨上がりの空にほんの一瞬、虹が見えました。
「あっ 虹!」
「えっ どこどこ?」
「あそこだよ!短いけど、山のふもとのところ」
一斉にスマホやカメラのシャッターを切る車内の私たち。
別に自然現象としての「虹」がダイスキというわけではありません。フジファブリックに「虹」という曲があるから、思わず反応して写真を撮っただけなのです(たぶん)。
「持ち上げなくちゃいけない空はどこにあるの~とか思っちゃうよね(笑)」
「何見たって、志村のこと思いだしちゃうんだ」
少ししんみりしました。
ちなみに私は、志村君が好きだと言っていた港のキリン(港湾の大型クレーン)を見ると、志村君のことを思い出すことが多いです。
洒落的な何か
824万人もの観光客が訪れるという金沢市(平成25年石川県統計)。人ごみで賑わう金沢駅には、「金沢に来るなら、春か夏か秋か冬がいいと思います。」という垂れ幕がかかっていました。
「なんかこの文句、加藤さんっぽい、って思っちゃう」
「確かに!」
「金沢にはそういう風土があるのか・・・・」
「加藤さんが育まれた土地!」
金澤神社
車のナンバープレートが「金沢」となっているのを見ては喜び、路の標識に「金沢」とあるのを見ては喜んでいた私たちですが、極めつけはこちら。
「金澤神社」と「百万石」のコラボ!
注:「百万石」とは、フジファブリックのキーボーディストである金澤ダイスケ氏のレキシネームです。
「今の私は百万石、それ以上でも以下でもない」
「加賀前田藩て、ほんとは112万石らしいよ。ゴロがいいから100万石でいいわ、12万石くらいは端数だからきったるわ、ってことらしい」
「ふぇ~」
真偽のほどは不明です。
市内散策
ライブ当日である11月15日は、開始時間までYさん、Nさんと金沢市内と散策しました。
鈴木大拙館は、兼六園や21世紀美術館の近くにひっそりと存在する、哲学者鈴木大拙の考え方や足跡を知ることができる施設です。「来館者自らが思索する場として利用することを目的」としているだけあって、何もないストックな空間が広がっています。金沢に行ったらぜひ行ってみたい場所だったので、これを機会に訪問してきました。
ストイックな空間が素晴らしいです。
「か、かっこいい・・・・」
「禅て、よくわからないけど、禅って感じがする」
「品がいいね~」
「金沢って美術館が多くていいなあ」
鈴木大拙美術館から、中村記念美術館(木造家屋が素敵)をまわり、石川県立歴史博物館(赤レンガが素敵)の前に出て、石川県立美術館のカフェでお茶をしました。辻口博啓氏(石川県出身のスターパティシエ)のカフェなんですね。
「普段、ケーキとか食べないから特別感あるなあ」(←辛いもの好き)
「このケーキ、さすがの美味しさだね」
「ダイちゃんがいたら、紅茶とかについて解説してくれそう」
「カフェといえばダイちゃん」
「あの人、甘いものにも詳しいんでしょ」
「新しいお店とかちゃんとチェックしてそう」
「さっき、ミュージアムショップでいろいろ見て、この美術館の常設展も行った気になった」
「お得感あるね」
その後、会場の物販でチャンダイコーヒーを仕入れた後、近江町の「市場めし あまつぼ」というお店で念願の海鮮丼を食べました。店の奥にある、蔵を改造した個室に通してもらったのですが、陽射しの入らない蔵の中だと、ミュージアムショップでチェックした派手な九谷焼も映えるに違いないと想像しました。
最後、ライブ会場近くの、インテリアが超素敵なカフェ「自家焙煎珈琲 blanket cafe」に立ち寄りました。
「可愛い~おいてある何もかもが可愛い~」
「コーヒーも美味しい!」
「小物って掃除とか大変だし、家にはなかなかセンス良く置けないんだよね。でも、こういうお店にたまに来たりすると、家のインテリアにもっと力を入れようと反省する」
「やっぱり色味を合わせるのが大事なのかなあ。先日水色の足ふきマット買ったけどやっぱりベージュにすればよかったかなあ」
「ダイちゃん、ここ、来てるかな~」
「来ててもおかしくない、いや、来てるでしょう」
「もし来てなかったら教えてあげたい!」
とまあこんな具合で、小さく盛り上がりながら、金沢市内を観光しました。自分たち的には、疲れすぎず、しかし充分に金沢を味わうことができ、かなりパーフェクトな旅程だったと自負しております(誰に対する自慢でしょうか)。
そして、その後、これまたパーフェクトな盛り上がりのライブを楽しみ、最後に加藤さんのサイン入り写真(金沢高校で撮ったもの)と巨匠チャンダイの撮影写真までもらい、大満足で帰路についたのでした。
本当に夢のように充実した2日感でした。フジファブリックよありがとう!