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彼方の音楽

毎日の中でこころ動かされたことを、つらつらと綴っていきます。

一息入れて振り返る、フジファブリックHello!! BOYS & GIRLS@名古屋公演

フジファブリック Live

いよいよはじまった、フジファブリックのHALL TOUR 2015 Hello!! BOYS&GIRLS。公演当日は、山総のフルハンドマイク・デビューにちょっと動揺して、それまでにいろいろ感じていた感想が吹っ飛んでしまいましたが、一息入れたので、落ち着いて振り返ってみたいと思います。

 f:id:ManamiSinging:20151111004101j:image

 

セットリスト

セットリストは、日比谷野音の時からは以下のような変更がありました。

 

サボテンレコードマボロシの街

モノノケハカランダ徒然モノクローム

線香花火バタアシParty Night

銀河赤黄色の金木犀

 

サボテンレコードなど4曲がすべて2006年の日比谷野音ライブで演奏されたものであることを考えると、今回の日比谷野音ライブも、やはり特別なものだったんだなと思います。

 

名古屋公演のセトリが通常版だとすると、HALL TOUR 2015 Hello!! BOYS&GIRLSは、ミニアルバムの曲が中心となっています。「BOYS」からは「Green Bird」、「夢みるルーザー」、「マボロシの街」、「ALONE ALONE ALONE」が、「GIRLS」からは「夜明け前」、「Girl! Girl! Girl!」「キノウ」、「BABY」が選ばれており、21曲中8曲がミニアルバムからの選曲となっています。

 

「過去も全部ひっくるめて引き連れていきますよ」と総君が従来から言っている点は、「若者のすべて」から「ECHO」に流れる箇所が、かなりの部分を担っていると言えそうです。「若者のすべて」はフジファブリックにとって特に大事な曲として、バンドが歌う時期を慎重に選んできたものであり、「ECHO」はフロントマンとなった山内総一郎氏があの当時歌うことができた唯一の思いを歌った曲です。この2曲を山内総一郎氏の声で聴くと、かつてのフジファブリックと今のフジファブリックにかかる懸け橋の存在を感じることができます。

 

今回のツアーは、ミニアルバム中心の選曲でフジファブリックの「今」を見せつつ、そこに至る経緯という形でフジファブリックの「過去」をも示したものになるのかもしれません。

 

最初の一曲目は「Green Bird」

 ツアーにおいて、最初の一曲というのは、そのツアーにおけるリードトラックというか、アルバムでいえばジャケットみたいな位置づけなのかなぁと思ったりもします。そこで、何となく、フジQより後のツアーの最初の一曲を並べてみました。

 

ホシデサルトパレード2011  「STAR

徒然流線TOUR 2012  「TAIFU

Zepp Tour 2012 "Light Flight"  「STAR

HALL TOUR 2013  VOYAGER  「Small World

Zepp Tour 2013  「フラッシュダンス

LIVE TOUR 2014 "LIFE"  「Gum」(その前に「リバース」)

LIVE TOUR 2015 はじまりましツァー  「LIFE

 

こうして振り返ると、なかなか味わいがありますね。特にLIFEツアーの最初の曲が「Gum」で、はじまりましツァーの最初の曲が「LIFE」っていうのは、面白いです。どちらも、すごくそれっぽいので。

 

HALL TOUR 2015 Hello!! BOYS&GIRLSについていえば、最初の曲は「Green Bird」か「Girl! Girl! Girl!」のどちらかだろうと思っていましたが、「Green Bird」でしたね。私はこの曲をライブで聴くのがすっごく好きなので、大変嬉しいです。

日比谷野音でもゾクっときましたが、名古屋では、ホールのため音が反響して包み込まれるような感じだったので、さらにゾクゾクっときました。左右にどでかい音の壁が立って、その双璧の間をいろんな音色が流れ、反響しているただなかに立っているような感覚になります。フジファブリックの未来を予感させるサウンドであり、「あっちの方向に行くぜ」と指し示しているような感じを受けます。あっちの方向といっても、大海原しか見えないので、素人の私にはよく分からないんですが、メンバーの手元には海図らしきものがありそうです。歌は、最初の低いパートのところがすごく難しそうで、聴いててアレ?って思うこともあるので、ぜひ歌を育てていって欲しい、もっともっと歌いこんで欲しいと思います。

ちなみに、低い声で歌うのって難しいんだなという感想は、「ALONE ALONE ALONE」のラップ部分でも持ちました。ラップって難しいんですねぇ・・・。

 

「GIRLS」リリースと山総の投げキッス

Girl! Girl! Girl!」では、「淡い時の中 夜風の随に 長いキスをしよう」のところで、山内総一郎氏が客席に向かって投げキッスをします。

 

山内総一郎氏は、

「スプーンちょっと小さくない?」(「シャリ―」)でスプーンを掲げる真似をし、

「高層ビルにのっかった月ももう笑顔に見える」(「Girl! Girl! Girl!)で空を指さし、

「もう空が持ち上がる」(「」)で空を持ち上げる真似をし、

「星が見えそう」(「STAR」)で両手で双眼鏡の真似をする人なので、

「長いキスをしよう」で投げキッスに至るのは、ほぼ想定内の出来事といえるでしょう。

 

これについて批判的な人もいるとは思いますが、まあこれくらいは楽しんじゃえば?と私は思います。実際盛り上がるし。ロッカーはステージングでファンを妊娠させるぐらいで全然オッケーです(山総の投げキッスではまだまだ妊娠には至りませんが)。

 

なお、山総がこう、ファンの(いささか)黄色い声援も正面から受け止めるようになったのは、「GIRLS」というアルバムを出したことが大きな要因のひとつになっているのではないでしょうか。女子の気持ちにはなれない、だとしたら女子に捧げる歌にしよう、ということで「GIRLS」の山総パートは作られたと思いますが、この創作活動の中で、「曲を女子に捧げる」という行為が、彼の中でトライすべきタスクとして意識されたとでも言いましょうか。

 

ま、とにかく、頑張ってる感じがして私は好きです。山総が、トータス松本さんみたいにハンドマイクで縦横無尽にステージを駆け回る日が来るのもそう遠くないかもしれません。

 

 robologueについて通じなかった私の願い

 今回のセットリストでは、「キノウ」から「robologue」のちょっとジャズっぽい流れが一つの見どころであり、特にrobologueは演奏を心待ちにしていたファンも多いと思います。ダイちゃんのピアノで始まる、あのイントロが堪らなくカッコいいですよね。ギターで奏でられる工場の機械音も面白いです。

が、しかし。

今回も山総、「変わっていっても後悔しないよ」のところで、手を振りました!

 

エェ・・・・( ´д`ll)

 

顔文字つかっちゃうくらいガッカリしました。

なんならこっちの顔文字でもいいですね。

 

Noooooo.........(ノロ≦*)

 

なんでかなー。

なんで振るかなー。

と思ったので、今回は私は振りませんでしたよ。レジスタンス。山総には振る自由があるが私には振らない自由がある!

 

アウトロは、日比谷野音の時より少し長くなっていて、地平線を乗り物が駆けていくような疾走感があり、大変聴きごたえがありました。こちらは私の願いが通じたようです。

 

願わくば、山総氏が、この曲については「手を振る」以外のアクションに目覚めて欲しいものです。