ROCKIN'ON JAPAN 2015年11月号に、山内総一郎氏のインタビューが掲載されています。
見開き2頁と片面1頁の写真合計3頁と、インタビュー3頁の合計6頁です。写真は、「GIRLS」の宣伝資料にも使われるのかなという、最新のアーティスト写真ですね。森にたたずむダイちゃんの目が超うつろです。片面1頁のほうは、山内総一郎氏のみの写真ですが、こちらはマネキンのようですね。このアーティスト写真は、「秋」というコンセプトで撮られたんだと思いますが、「はじまりましツァー」以降のメンバーの躍動感、キラキラ感を全く反映しておらず、静止画像っぽさが全面にでているので、ちょっともったいないように感じます。
さてインタビューの中身。
「気持ちは全然変わっていないんだけれど、素直な気持ちを素直な言葉で言うのは大事って気づいた」という副題が、ミニアルバム「GIRLS」のすべてを現しているようにも思える、そんなインタビューでした。
気になったポイントを挙げていきます。
『GIRLS』盤でもやっぱり女の子の華やかなところだったりとか、キラキラとかヒラヒラしたところとかを出したくて。実は言葉も、”夜明け前”も”Girl!~”も一緒の言葉を使おうと思って『キラキラ』も『ヒラヒラ』も両方入ってるんです。(ROCKIN'ON JAPAN 2015年11月号217頁)
そういえば入ってますね。女子っぽさの象徴だったとは!
「GIRLS」のジャケットでも、スカーフ的な布がヒラヒラ空を舞っていますが、あれもそういったイメージからきているのでしょうか。
総君にとっては、女子は「キラキラ」で「ヒラヒラ」なのかぁ。
女子そのものというより、他者であるところの女子にはこうあってほしい、という夢みたいなもんなんですかね。私も「キラキラ」や「ヒラヒラ」は好きですけど、(一部の)女子が好きなもの(=好きだから身にまとったりするもの)が「キラキラ」「ヒラヒラ」であって、女子が「キラキラ」してるとは、思わないんですけどもね。そして「ドロドロ」はどこいったの。
○『BOYS』のインタヴューの時は、女性の気持ちになって歌詞書くことはできないと思うって言ってましたけど、つくってみて実際どうでしたか?
「うん、できなかったですね(笑)。女の人の言葉遣いっていうか、そこはまだね、頑ななんですよね。そういうのって例えば、作詞家の松本隆さんとか阿久悠さんとか、(いしわたり)淳治くんとかもそうかもしれないけど、そういう言葉で書いたりするじゃないですか。(中略)でもなんかやっぱり『GIRLS』盤っていうところで、特にヴォーカルの僕が、女性の気持ちを歌うってことをやるとなんか自分で信用できなくて『違うやんか!』っていう。そういう頑ななところはあるんですよね。(ROCKIN'ON JAPAN 2015年11月号217頁)
ですよねー。
総君が女性の気持ちになりきって歌うとか、絶対ないだろうと思ってました。これは予想通りです。
「この人、全部見透かしてる」って思わせる人も、「この人私の気持ちなんてまるっきりわかってないわ」って思わせる人も、いずれもとても男っぽいと思うのですが、そんな人とも刹那、花火が散るように通じ合えたと思う瞬間があって、それは90%錯覚かもしれないんですが、それでもとてもロマンチックなことなので、総君にはぜひそういう瞬間をいつか歌詞にして欲しいとは思います。
いずれにせよ、はやく「GIRLS」聴きたいですね!