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彼方の音楽

毎日の中でこころ動かされたことを、つらつらと綴っていきます。

【ソロ一郎うたう】山内総一郎弾き語り@WILD BUNCH 2015

山口県はきらら博公園で行われた夏フェス、WILD BUNCH (8月22日土曜日)の参戦レポ(その3)です。

 

ソロ一郎を待ちながら

たむけんのカレーを食べながら夜に備えていると、on the sea stageの前にポツポツと人が集まり始めたので、私達も砂浜のほうに移動することにしました。

すると、ステージ上にギターテックのゴリさんが現れました。

 

 

ゴリさんの他にも、数名スタッフが出てきて、何やら入念に準備をしています。

 

「ゴリさんいるんだ。よかったね、総君、さみしくないね」

「さみしがりやだもんね~」

「メンバーがいなくても、打ち上げもこれできっとさみしくないね」

 

なんとなく、弾き語りだと、ギター一本持ってフラッと会場に来ているようなイメージがあったので(極端ですが)、フジのいつものライブみたいに沢山のスタッフが準備をしてくれている様子をみて少し安心しました(ばか。または親ばか。親じゃないですが)。 

 

遠くでは、トリを飾るRADWIMPSのステージの歓声が響いています。

 しかしそこで、気になることが起こりました。

 

 

 「ちょっ 何アレ、ろうそく?もしかして?」

「マジか!」

「北海道から持ってきたのかな。キャンドルジュンのキャンドルだよね、あれは」

「火、つかないねえ。当たり前だよね。風、強いもん」

「RSRのTAIRE-CREWは森の中だけどこっちは海辺だよ。無理だよ、この企画」

「どうしよう、いいだしっぺが歌い手の人だったら」

「『雰囲気よかったから、またロウソクやったらええやん!』みたいな?」

「うわ、それ、ツラ・・・・」

「スタッフの人、携帯で話してる。『ダメっすよ、つかないし、ついてもすぐ消えます』とか言ってるかな」

 

 

スタッフの人は、本当に一生懸命、(すぐに消えてしまう)ロウソクに火を灯していました。そんな様子にハラハラドキドキしていたら、あっという間に、8時30分がやってきました。うわー、もうすぐだ!と思っていると、背後から爆音が響きました。

花火です。

 f:id:ManamiSinging:20150826013122j:image

 

 花火が終わると、ついに、総君がステージに登場しました。

 

ソロ一郎、うたう

ここからは、記憶も多少混乱しているのかもしれませんが、ご容赦下さい。

(総君の歌を聞いてると細かいことがぶっとんで、覚えていられなくなっちゃうんですよね・・・・)

 

双眼鏡をのぞくと、総君の全身が丁度、円形の中に納まります。格好は、いつもの横にラインの入ったグレーのズボンと、チェックのシャツ(カーキ色の襟がないほう)でした。ちなみに、いつも、しゅっとした感じの総君が、なぜが少し、ズドン、という体型に見えました(これはYさんとも意見が一致しました)。

 総君は、少し目を見開き、驚いた表情を見せましたが、(たぶん)ステージ下手のPAの人に向かって、にっこりと笑いかけた後、「どうも~。フジファブリックの、山内総一郎です!」と口を開きました。R&R Band Wagonの時と、まったく同じ声のトーンです。

そして演奏を始めたのは「ブルー」。この曲は、ラジオでも何回か弾き語りをしています。それをあまりにも聴きこんでいるせいで、弾き語りでも、まったく違和感なく、最初からこういう曲だったかのように耳に入ってきます。ダイちゃんのピアノのイントロも、きれいでさみしくてとても良いのですが、ギターで爪弾くイントロも、たまらなく良いです。

 

開く前に答え合わせ

大きくなる踏切の音

さわぐ さわぐ 胸の中を

見せる事ができるのならどうなるんだろう?

 

総君の声が、浜辺いっぱいに響きます。

総君の声は、森の中にも似合ったかもしれませんが、静かな夏の終わりの浜辺にも、似合っていました。

 

ブルーが終わると、総君は、勢いよくギターをかき鳴らしイントロを弾いたと思うと、ぱっとやめて(たぶんみんな、ここで心の中で一度ずっこけた)、「今日は、好きな曲だけやりたいと思います!」と宣言しました。

 そして再開した次の演奏曲は、ユニコーンの「すばらしい日々」。盛り上がるような、上がらないような、絶妙な音階でゆるゆると続いていくこの曲は、ユニコーンの曲の中でも人気があります。

 

すばらしい日々だ 力あふれ すべてを捨てて僕は生きてる

君は僕を忘れるから その頃にはすぐに君に会いに行ける

 

この不思議な歌詞に心惹かれる人も多い事でしょう。私もそうです。自分なりに歌詞を解釈したりしますが、それがたとえあっていても、いなくても、とにかく心に突き刺さるフレーズです。恋人との別れ、バンドメンバーとの別れ、昔の自分との別れ、いろいろな解釈がありますが、「別れ」がテーマの曲であることは間違いありません。

「記念の写真 撮って 僕らは さよなら 忘れられたなら その時はまた会える」と歌うフジファブリックの「記念写真」は、この曲へのオマージュなのかな?と思ったりもします。

 

続いて3曲目は、「今日は、斉藤和義さんも参加しているフェスなので、斉藤さんの曲をやります」ということで、斉藤和義の「大丈夫」。「この曲ずっと好きで、中学生の頃から大好きです」

 

大丈夫 なるようになるのさ

いつでもそうやって笑ってたじゃない

大丈夫 なるようになるのさ

構わずに行こう 思いのまま

 

いかにも総君が好きそうな歌です。

気持ちよさそうに歌っており、聴いているこちらも気持ちよくなりました。

 

そしてついに4曲め。

譜面をめくりながら総君は、「指で弾いてみよっかな」とつぶやきました。

 

指?

 

すると、総君の右手が、ぺらぺらっと素早く動き始めて、ジプシーキングスのような、そう、夏の大三角関係のイントロを最初指で弾いたら本格的すぎちゃったというあの本格的なモノが、奏でられはじめたのです。

 

確かに知ってる、このメロディーを。

でも、何だかすぐにわからない。

だってアレンジが違いすぎる。なんだろ、なんだろ・・・・。

 

痛いくらいのキスをして せつないくらいに濡れた声

さっきまでの君から想像できなくて

胸に隠せない情熱 脱ぎさったときにはじける

恥ずかしがらなくてもいい 愛しておくれ wow

昼はどんな顔で 退屈を飼い慣らして

従順な瞳 密かに夜を待つよ

 

やばい。これは、あの国民的アイドルの代表曲の一つで私も大好きな

 

Dynamite な honeyでもいいんじゃない

でもいいんじゃない めまい起しそう

Dynamiteなbodyでもいいんじゃない

でもいいんじゃない 愛があふれてる

You are the Dynamite! oh...yeah!

 

ダイナマイトだ!

 

テンションあがった人は、あの浜辺に、どれくらいいたでしょうか?

少なくとも私は、一気にマックスでした。隣のYさんも硬直していました。

SMAPの代表曲の一つにも数えらえるこの曲は、当時、そこはかとなくエロティックな歌詞で、それでいて明るくて、全国の働いて疲れ切った女性の癒しそのものでした。YouTubeにもSMAPのコンサートでの様子がアップされていますが、その色気といったら凄まじいです。栄養ドリンク、いや、プラセンタドリンク並みの効能です。

 

それを、総君が、神業的なギターテクニックを同時に駆使しつつ、歌っている!

 

総君が歌うと、声質もあってなんか爽やかなんですが、これ、歌いこんでいけばぜったい、Surrenderみたいな妙な色気がでてくるはず。なので、あと100回くらい、聴かせて欲しいと思いました。

 

(続く)