彼方の音楽

毎日の中でこころ動かされたことを、つらつらと綴っていきます。

レコードプレーヤーを買えなかった話

フジファブリックのミニアルバム「BOYS」のアナログレコードを入手しました。

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しかし、我が家にはレコード・プレーヤーがありません。

そこで、ヨドバシカメラ秋葉原店に行ってきました。

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 不夜城のごとくそびえ立つヨドバシ。

 

4階のオーディオコーナーで店員さんに話を聞きます。

親切な人で、いろいろ教えてくれます。

 

・レコード・プレーヤーは、モノによって全く音が異なる。1万円以下のプレーヤーもあるけれど、値段に比例して音がよくなると考えてもらいたい。

・BOSEのサウンドシステムにつなぐにはフィノコライザ―を経由する必要があるけど、フィノコライザ―によってまた音が変わる。それも楽しめる。

・土台がプラスチックと木で全くことなる。やはり、分厚い木のものが、音は良い。

・海外のものはデザイン重視で、カバーはついてない。日本人は、音が良ければ、デザインは二の次で、やはりカバーがついているものを好む。

・カートリッジによっても音がかわる。良いレコードは良いカートリッジで、それ以外は普通のカートリッジで聴くなどといった楽しみ方もできる。

・とにかくいろんな部品をメンテナンスしながら使うもの(らしい)。

 

そのあたりで夫が合流。

私は、初心者だからまあ、3万円から6万円くらいのもので考えようかな~と思っていたのですが、夫が、「うちのリビングに置くなら、デザイン的には、コレかコレ」と指差したのはなんと40万円也。うろたえる私。

 

「俺は、中途半端なものを買って、使わなくなるのが嫌なの。せっかくいいオーディオシステムといい家具を揃えたのに、安っぽいプレーヤーを置いたら浮くでしょ」

 

うっ・・・・・。

 

店員さんがすかさず、40万円の商品の解説をしてきます。

なんでも、アームからして別売りであり、内部の配線からセッティングする必要があるらしい。初心者でメカ音痴の私が買っていい商品でないことだけは、しっかりとわかりました。

 

うちの夫は買い物に独特のポリシーを持っています。

好きなブランドのものは、かなりグレードの高い(値段も高い)ものを買うのですが、きれいにメンテナンスして使うし、店にも通い詰めるので店員さんとも仲良くなっています。今度車を買い替えるので、今乗っている車を下取りに出すのですが、どうやらとてもきれいに乗っているらしく、5年乗った車なんですが買った値段の半額で下取りしてもらえることになりました。

 

対しては私は、耐久消費財を買うのが苦手。モノ全般にあまり興味がなく、メンテナンスも苦手・・・・。高額なレコードプレーヤーなんて、私には持つ資格がないのは明明白白。

 

「とりあえず一旦考えますね(笑)」

 

ということで、店員さんにお礼を告げて喫茶店に避難。夫が黙って差し出してきたのは、アナログレコードをCD音源に変換してくれるサービスのウェブサイト。

 

「別に買ってもいいと思うよ。大事にするなら。アナログレコードを家でかけてじっくり聴くのがストレス解消になる、っていうのなら価値あるでしょう。趣味っていうのはお金ががかかるの。手間暇もかけるの。びびっちゃだめなの」

 

・・・・・ビビります。

か、考えさせてくださいませ。

 

以上、レコードプレーヤーが買えなかった話でした。