彼方の音楽

毎日の中でこころ動かされたことを、つらつらと綴っていきます。

いじけた時はCHRONICLE

①狂いそうに暑くって、

②自分の(たぶん)ささいなミスのせいでプロジェクトに大幅な遅延をきたし、

③クライアントから無理難題を押し付けられ、

④同僚から不合理な暴言を吐かれ、

⑤かつ腰が痛いとき、

 

みなさんならどうしますか?

 

丁度、ご近所で仲良しのMちゃんがやってきたので軽く愚痴りました。

そうしたところ、

 

「そういう時は、仕事の関係者で使えない奴が一人くらいいるから、そいつの仕事のダメなところをことさら厳しく指摘して、ストレス解消する。まあ、八つ当たりだよね。で、暴言を吐いた同僚については、あたしそういうの許せないから、自分の手を汚さないように時間をかけて、罠にはめて会社から追い出すかな。去年そうやって一人追い出したよ!」

 

Mちゃんは敵に回してはいけない人でした。

 

平和主義者の私はそういう方向にはいけないので、静かにフジファブリックを聴いております。

落ち込んでちょっとすねた気分のときは「CHRONICLE」、少し回復期に入ると「LIFE」という感じですかね。

 

クロニクル

クロニクル

 

 

だいたい そうだ ホントに そうだ すべてがうまく行くわけない

だいたい そうだ なるべく そうだ 後悔だけはしたくないのです

(タイムマシーン) 

 

チェッチェッチェ うまく行かない

チェッチェッチェ そういう日もある

チェッチェッチェ つまづいてしまう

チェッチェッチェ そういう日もある

(バウムクーヘン)

 

どうせこの僕なんかにと ひねくれがちなのです

そんな事無いよなんて 誰か教えてくれないかな

(エイプリル)

 

明日になればきっと 良くなるなんて 希望

持てるものならば とっくに持ってるよ

(Clock)

 

君の言葉が今も僕の胸をしめつけるのです

振り返っても仕方がないと 分かってはいるけれど

(同じ月)

 

「CHRONICLE」のスネっぷりはすごいですよね。実にスネている。

でも、それが心地いい時もあるのです。

 

思春期に心の中で吹き荒れる不条理と、社会人となって放り込まれる不条理は、種類が違います。後者については、人はそれを受け入れざるを得ないことが多く、その結果、心を削っていくことになります。

そういうとき、アートは、そして音楽は、時に絆創膏のように、またはマキロンのように、もしくは栄養ドリンクのように、弱った心にエネルギーの活路を開いてくれる。

 

さあ、今日も音楽を聴きながら、駅に向かいますか。