彼方の音楽

毎日の中でこころ動かされたことを、つらつらと綴っていきます。

EX THEATER TV フジファブリック登場

夜、フジファブリックの番組を見て、朝、フジファブリックの録画をみる。

アナタ一体なにやってるの?

 

心の人工透析です。

 

自力では排泄できない毒素を、フジファブリックの力を借りて濾過しているのですよ・・・。

 

さて、テレビ朝日深夜、EX THEATER TVで、フジファブリックはじまりましツァー@六本木の様子と、トークが放送されました。なかなか素敵な番組でした!

 

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まず冒頭でフジファブリックの紹介がてら、「はじまりのうた」と「Green Bird」のMVが流れました。「はじまりのうた」は、最新シングルなのに、映像的にはずいぶん昔のように感じられました。少なくとも総くんは別人ですね。やっぱり、武道館の前と後では全然違うのかな。「Green Bird」MVについては、語るまい。

 

楽曲で放送されたのは、「夜明けのBEAT」と「夢みるルーザー」。

 トークからするっと楽曲に切りかわったので、総くんのトークの時の声と、歌う時の声の違いがよくわかりました。このトークの声が、歌うときはこうなるんだよなあ・・・・としみじみ思いながら聴きました。

 EX THEATERって、総くんが言っていたように、ステージ上は音が「DEAD」(反響しない)のためか、それぞれの音が混ざらずクリアに聴こえる気がします。

 

 

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フジファブリックのライブは照明も曲の雰囲気にあっていて良いです。 

 

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 カメラの位置(カメラアングル)もきまっています。

 

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 疾走するギター。

 

ライブは、画面のカット割りがすごく細かくて、普段のライブ映像と一味違います。EX THEATER はテレビ朝日が経営しているので、映像化のための設備がもともと備え付けられているのかもしれません。

 

六本木も楽しかったですけど、このあとどんどん、はじまりましツァーは盛り上がっていくんですよね。高知も楽しかったみたいですし。いいなあ!

 

トークもいろいろ印象深いものがありました。

 

・ダイチャンは、ライブの開始ピッタリ1時間前に、きっかり3分かけてコーヒーを入れる(時間に几帳面なのね・・・。総くんと付き合うの大変だね!)。

・総くんは、一時期ジムに通っていたが、筋肉がつきやすい体質らしく、あまりに体が大きくなりすぎて、マネージャーにやめろと言われた(一時期、こころなしか膨張していたのは筋肉だったのか!だとしたらマネージャーさんの判断は正しいです)。

・加藤さんは、本番前、客席でストレッチをする。

・総君がファミレスで歌詞を書く理由は「そうですね・・・・なんでだろう?喫茶店でもいいんですけど・・・僕、往生際が悪いんで、まだ書けるんじゃないかと思ってしまうんで、24時間営業がいいです。」

 

この10年はどうでしたか、という話をふられて、志村くんの話もしていました。

ふとしたタイミングで前が見えなくなることって沢山あると思うんですけど、僕らにとってはそれは志村くんが亡くなってしまったことで。それでも、根底にフジファブリックの音楽をやっていくということがあれば、このバンド名で、残ったメンバーでフジファブリックを続けていけるんじゃないかと思っている、それは音楽に対する姿勢というか、前出したシングルと同じような曲はつくらないぞ!という、常に殻を破りたい、そういう姿勢こそが、フジファブリックらしさなんじゃないかと思っていて・・・・という趣旨の話をしていました。

 

変わることをおそれたくない、肯定していきたい。

 

総くんの口からよく語られる言葉です。人は、自分が打ち消したい想いほど、口にすることがあります。総くんがそう語るたびに、変わっていくことに対する葛藤がこの人にはあるのかなと思ってきました。

 

でも、「求めるサウンドはその時々で変わっていくけど、常に変わりたいと願う姿勢こそが、フジファブリックらしさ」という整理を、今の総くんはつけているみたいですね。