彼方の音楽

毎日の中でこころ動かされたことを、つらつらと綴っていきます。

ジャニーズ好き乙女たちの楽園

私の幼馴染がジャニーズのファン、いわゆるジャニヲタである。先日久しぶりに彼女と会い、近況を報告し合う中で、当然お互いの情熱の対象についても語り合った。

 

彼女のジャニーズ話が、いつもすごく面白いのだ。

 

聞いているうちに、ジャニーズが好きな人は、「ジャニーズ」という趣味を通じて、ほかの女子としての楽しみもエンジョイしているから、ジャニーズアイドルたちの魅力にこれらがプラスされて、凄まじい動員力の源となっているのではないか・・・・という仮説が浮かんだ。

 

1.「相方」をはじめとするコンビ友達ができる

彼女が、「相方がね・・・・」と言うのである。ちょっと待て、お笑いコンビでも始めたの?「一緒にライブを見に行く人を相方って言うんだよ」

そういえば小学生時代は、トイレに行くのも友達と一緒だったっけな、と思い出した。お弁当を一緒に食べる友達も厳密に決まっていた。女子はコンビを組むのが好きである。

 

2.手芸を楽しめる

ジャニーズファンたちは、うちわやTシャツへのデコレーションはもちろんのこと、ブレスレットやら何やら、いろいろ細かい応援グッズを作っている。すべて手作りである。作って楽しむだけでなく、友達と披露しあい、コンサートでは身に着けて、楽しむことができる。ジャニーズのメンバーは、それぞれのテーマカラーも決まっているから、より一層、手芸に熱が入るらしい。

 

3.旅行ができる

遠征というやつである。嵐の15周年記念コンサートがハワイで開催されたことは話題になった。東京ドームコンサートのチケットが取れないなら、札幌に行くしか、ハワイに行くしかない。もう旅行と思って割り切るしかない。

 

4.社交を楽しめる

コンサートのチケットをとるためには協力し合わなければならないので、必要にも迫られて、社交が広がる。ラジオやテレビのデータを集める観点からも、ネットワークは有用だ。ちなみに皆さん、クラウドを利用してかなりのデータを共有しています。

 

5.成長ステージの若者が常に供給される

アイドルは成長する。いつかは成長しきってしまう。しかし、ジャニ―さんの眼力のおかげで、次から次へと魅力的な後継者が現れる。潤沢な供給があるのである。私の幼馴染は、嵐→KIS-MY-FT2→ABC-Z、と変遷している。

 

こういう、一種のカルチャーをつくったところも、ジャニーズの勝因の一つといえるだろう。

 

それにしても、ジャニーズは動員力がケタ違いである。今年、嵐の夏の野外コンサートが宮城ひとめぼれスタジアムで行われることが公表された翌日には、宮城県はおろか、山形、福島までアクセスのいいところのホテルは一切宿泊予約が取れない状況となった。民族大移動みたいなもんである。地方振興という意味からは、嵐のコンサートは効果絶大かも。

 

「ABC-Zはまだそんな大きなところではライブができなくってさ。今度も大阪城ホールなんだよね。」

 

いや、大阪城ホール目指してるアーティスト、一杯いるから。