雑誌「音楽と人」の2015年7月号に山内総一郎のインタビューが掲載されています。
写真が1頁、インタビューが1頁という短いものです。でもインタビューの内容が面白かったのでやっぱり買ってしまいました。写真は今のアーティスト写真のときと同じスタイリングなので、そのバリエーションなんでしょうか。これもいい写真です。もっと使えばいいのに。
記事のサブタイトルには「デビュー11年目に突入した彼らの最初の作品のテーマは恋愛!?」となっている。このはてなマークの意味は。
確かに「BOYS」には恋愛をモチーフにしたリリックが並んでいて、どれも男の不器用な恋愛に対する心情を歌にしているといえばそうなんだが、永らく彼らのことを見てきた立場からすると、相変わらず自分たちのモヤモヤをそのまま歌にしてるな、というのが第一印象。
ばっさりやられております。
それに対して、山総が、変わらないというか変われない部分もあるかもしれないけど変わっていきたいんだ、今回だって初めて曲作りでちょっとメンバー間で揉めたんだ!と反論し、それってバンドとしては普通じゃんと言われてしまっています。
ていうか、テーマの「恋愛」どこいった。
まだ5曲中2曲しか聴いてないですし、なんともいえないですが、今回のアルバムのテーマは「恋愛」だというけれど、きっと、聴いたときに感じるものは違うんじゃないかなあという予感がしている。
トークとかインタビューをみてても、山内総一郎氏に「お題」を投げると、本人の内部の独自の回路を通って、全く予想外の回答が返ってくることが多いじゃないですか。訊いたことと全然違う答えが返ってくる。本人なりにはきっと、繋がるものがあるんでしょうが、この人はとことんマイペースなので、結局、テーマとあまり関係なく、自分の中にあるものが素直に外に出てくるんだろうなあ。