フジファブリックがメジャーデビュー後に連作として出した、四季盤の秋編。作詞作曲志村正彦。
- アーティスト: フジファブリック,志村正彦
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2004/09/29
- メディア: CD
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感傷的、とか、郷愁、という感情を、男子高校生が本当に持っているなら驚きだ。食欲と性欲と、仲間の男どもと遊ぶことしか頭になさそうなのに。
だけど、もし、そんな風に思っているのかもって思ったら。一気に恋に落ちるだろう。
もしも 過ぎ去りしあなたに
全て 伝えられるのならば
それは 叶えられないとしても
心の中 準備をしていた
「あなた」と呼びかける。あだ名とか、苗字とか、お前とかじゃないんだ。「あなた」なんだ。あの時、何か、言いたいことがあったんだ。
冷夏が続いたせいか今年は
なんだか時が進むのが早い
僕は残りの月にする事を
決めて歩くスピードを上げた
ああ、また自分の中に入っちゃった。こうなると話してくれないよね。
赤黄色の金木犀の香りがして
たまらなくなって
何故か無駄に胸が
騒いでしまう帰り道
ただずっと黙って歩いてるだけだったから、そんな風に思ってたなんて、全然わからなかったよ。ほんとに。結局私はあまり関係ないみたいだけど(笑)。別にいいよ、なんかそんな風なキミが好きだから。
いつの間にか地面に映った
影が伸びて解からなくなった
赤黄色の金木犀の香りがして
たまらなくなって
何故か無駄に胸が
騒いでしまう帰り道
解らなくなったのはなんだったのかな。またぐるぐるしてたのかな。
地面ばっかり見てて、私のほうはちっとも見てくれないから、何考えてるのかサッパリわからなかったけど。うん、今でも全然わからないけど(笑)。
ただ、キミがそんな風に感傷的な人だってことは、なんとなく、知ってたから。